wordpress でコーポレイトサイト制作をしてみる
仕事ではなくて、個人で、コーポレートサイトのWebページ制作案件を請け負うことになりました。事情によりボランティアです。
WordPress系のエントリーはデザイン寄りの話が多く、環境構築系の情報が少なかったので、その辺りを中心に。
課題、要件
- とにかく安くあげる必要がある。
- 想定アクセス数は少ない小規模サイト。
- 固定ページがメインだけれど、ブログくらいはやりたい。
環境の選定
レンタルサーバにしました。
※周囲に相談したら、VPSでやるのがベストと勧められましたけれど。VPS環境を少しいじってみたところ、けっこう手間がかかること、セキュリティ対策が常に万全にできるかという点で不安があったことから、レンサバにしました。
言語、フレームワーク
PHP、wordpress にしました。
当初、Rubyでやろうかと思ったのですが、ただでさえ休日のスキマ時間を使っていて、なかなか進まないので、手に馴染んでいるPHPが良いだろうと。最近、会社の採用ページが wordpress でリニューアルされて、きれいになっていたので、私も使ってみることにしました。
環境構築にあたって考慮したこと
wordpress って、テーマだけで何でもできるのかと思っていたら、そんなことは全くなくて、コーポレイトサイト用にカスタマイズをやらなくてはなりません。PHPソースもガリガリ手で直にいじってしまうことになります。ちゃんとソース管理しないと怖くてさわれないと思いました。
# wordpress のソースってグローバルスコープだらけなのにあんなにも高機能で、凄いと思いました。
ローカル(Mac OS X)にデバッグ環境とリリース環境の構築
今回のデバッグ環境、リリース環境の完成形はこちらになります
| Git共用リポジトリ |
|---|
| レンサバに用意(git --bare init) |
| 環境 | 置き場所 | Webサーバ | DBサーバ | 更新手順 |
|---|---|---|---|---|
| 本番 | レンサバ | レンサバ標準 | レンサバ標準 | 共用リポジトリから git pull で最新化 |
| デバッグ | ローカルPC | ローカルWeb | ローカルDB | 共用リポジトリに最新を git push |
構築手順1：まずはレンサバにGitを入れる
http://magpad.jugem.jp/?eid=137
↑を参考にさせて頂いて、さくらにGitインストール。
Gitのソースは、公式ページTOPに[Download Git]というペインがあり、[Source]というリンクがあるのでそこからたどります。今日時点だとコチラ↓
http://code.google.com/p/git-core/downloads/detail?name=git-1.7.8.2.tar.gz
構築手順2：レンサバに共用リポジトリと作業ディレクトリ用（こちらは公開用ドキュメントルートになります）のリポジトリを立てる
http://blog.champierre.com/670
に準じて作成。
構築手順3：デバッグ環境（ローカルPC環境）作成
http://code.google.com/p/bear-project/wiki/setup_osx
ローカルは↑これに準じて PHP/MySQL 環境を構築済み（レンサバとそれらのバージョンが違う点は割り切りとした）。これに加えてGitインストールを済ませる。
構築手順4：WordPressインストール
(1) ローカルPC(Mac OS X 10.6)への WordPress インストール。
mysql_connectの第１引数に使われる wp_config.php
define('DB_HOST', ':/opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sock');にしたら動きました。
localhost
だとうまくいかなかった。原因は不明。
(2) さくらへのインストールは、デバッグから共用リポジトリへ git push して、共用リポジトリから作業ディレクトリ（公開用ドキュメントルート）へgit pull することで行えます。
環境差分は、wp-config.php のみなので、ここだけ環境用に手動で書き換えます。
何かうまくいかなかったら .htaccess など確認。
参考：さくらの公式ガイド
http://support.sakura.ad.jp/manual/rs/web/cms_wp.html
画面ラフ（ワイヤーフレーム）を書く
GoogleDocument の Presentation で書きました。
課題管理
Backlog を使っています。
